低用量ピルのあれこれ

低用量ピルは妊娠を防ぐためや、生理痛の緩和、生理不順の改善などにも使われます。色々と使えるので女性にとってはメリットが多い薬と言えます。また、低用量ピルを上手く使ってホルモンバランスを整えるのもいいと思います。

低用量ピルでホルモンバランスを整える

経口避妊薬である低用量ピルは、服用することで体内での女性ホルモンの濃度をコントロールする働きがあります。
女性は妊娠のために排卵したり、妊娠しなかった場合には生理を起こしたりしていますが、そのコントロールは女性ホルモンの濃度の変化がきっかけとなります。
低用量ピルで女性ホルモンの濃度をコントロールすれば、排卵をストップさせたり、生理の日にちを早めたり、お染めたりすることが出来るのです。
低用量ピルは女性ホルモンのバランスを整える作用があるため、生理前に起こるPMSや、生理中に起こる生理痛、40代後半以降に現れる女性ホルモンの減少が原因の更年期障害の治療にも使われています。
また、生理のたびに経血の量が多すぎる過多経血や、通常3~7日で終わる生理が8日以上続いてしまう過長月経の人は、女性ホルモンの中の黄体ホルモンの分泌量が多すぎることで、経血となる子宮内膜が厚くなりすぎてしまい経血の量が多くなってしまいます。
低用量ピルには子宮内膜を厚くしてしまう黄体ホルモンも配合されているため、「すでに黄体ホルモンがある」と判断して身体からの分泌量が少なくなるため、子宮内膜が厚くなりすぎずに生理の日数が短くなったり、経血の量が少なくなります。
さらに女性に多くみられる病気に子宮内膜症があります。
子宮にしかできないはずの子宮内膜が卵巣や骨盤に出来てしまうことで激しい痛みを引き起こしたり、不妊症の原因になったりするものですが、低用量ピルを服用すると子宮内膜が厚くならないので症状が軽減していきます。
このように、低用量ピルは避妊のためだけではなく、女性ホルモンのバランスが崩れることで起こる様々な婦人科系疾患の治療にも利用されています。